ギターのチョーキングのやり方!カッコ良く鳴らせる3つのコツ

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ギターのあらゆる奏法の中でも、特に目立つのがチョーキングではないでしょうか。キューンと音をなだらかに上げて伸ばし続ける特徴的な奏法です。皆さん上手く鳴らせていますか?

自分がかっこいいと思うギタリストのようにチョーキングすることは、特に初めの頃は思った以上に難しいのではないでしょうか。でも、ちょっとしたコツを掴めばそんな悩みも解決できます。

チョーキングとは?

チョーキングとは別名ベンドやベンディングとも呼ばれています。ギターの弦を押し上げたり引き下げたりして音程を上げて印象的な音を出す奏法で、ギター特有の奏法です。チョーキングははっきり言って奥が深いです。ただ単に弦を上げ下げしても、なかなか綺麗で伸びのあるカッコいい音は出ません。

ギターのチョーキングでカッコよく鳴らす3つのコツ

チョーキングでカッコよく鳴らす3つのコツをそれぞれ紹介していきましょう。チョーキングにはいくつかの種類がありますので、例を取って紹介していきます。

コツ1:手首を支点にして捻りあげるように押し上げる「ドアノブを回すように」

1音チョーキングの押し上げるパターンを使って解説します。

1音チョーキング

チョーキングと単純に呼んでいる場合は、この1音チョーキングを指していると思っていいと思います。チョーキングはギター特有の奏法ですので、TAB譜には良く指定されて出てきます。

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上の譜面は楽譜とTAB譜になっています。始めの頃はTAB譜で見たことがある人がほとんどでしょう。譜面や楽譜ではCとchoと表記されているものがあります。

チョーキングは弦を押し上げるか、引き下げて弦を伸ばせば音が高くなります。1音チョーキングとは、その名のとおり1音分チョーキングして音を上げることを言います。1音分とはフレット二つ分の音程です。まず、上の譜面での左のチョーキングと右のチョーキングの違いは分かりますか?

実は大きな違いがあります。左のチョーキングは譜面の上の段を見るとわかるように、音程が一音上がるように表記されています。最初の音はD(レ)でE(ミ)に上がるように指示されています。

これは始めに3弦7フレットのDを四分音符の長さ弾いた後、3弦7フレットを1音チョーキングでEに音程を上げて、四分音符分伸ばすというものです。下の段のTAB譜では左のチョーキングのように表します。

そして、右側のチョーキングには最初に小さな音符に斜線が弾いてあるものがあります。これは装飾音符といいます。この装飾音符が書いてあるチョーキングは、3弦7フレットの音を弾いた瞬間にチョーキングして、四分音符分だけ音を伸ばします。

では、実際の1音チョーキングのやり方を紹介します。

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図と同じように3弦7フレットで行います。チョーキングの多くは薬指を使って行うことが多いので、上のようなフォームを基本とします。この状態から弦を押し上げます。

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これがチョーキングの押し上げた状態です。最初は一気に押し上げて、正しい音程まで持っていくように練習します。それでは押し上げる時のチョーキングのコツです。

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上の写真は、チョーキングで押し上げるときのコツである動作を説明しています。手首を支点にして捻りあげるように行うことがポイントです。回転を表している赤い矢印が、手首の動きを表しています。よく言われる表現として「ドアノブを回すように」と表現されます。

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上の写真は弦を押し上げた状態の時ですが、チョーキング中は常に弦が戻ろうとする力(赤い下向きの矢印)に抗う必要があります。その為、手首の力のみでは弦を上げ続けることはできないので、指の力(黄色い上向きの矢印)も必要になります。

力の加減については、「正しい音程が出るように押し上げて維持できる程度」と考えて下さい。ここから弦を戻します。戻す時は弦を押し上げる前の状態に戻るまでOKです。

下げ過ぎたり、中途半端なところで終わらせると音がおかしくなるので注意してください。自分の耳で不必要な音が出ていないか?などをチェックしながら行と上達が早いと思います。

押し上げるチョーキングは1弦~3弦ですることが多いです。たまに4弦でもする人はいると思いますが、5弦以上は指板の幅が足りないので、押し上げる1音チョーキングはできません。

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コツ2:指を掛けて、手首を支点に引き下げて回す

同じく1音チョーキングで引き下げるパターンを使って紹介します。

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上の写真は引き下げるチョーキングの始めの状態です。引き下げるチョーキングは※4弦~6弦で行いますので、今回は4弦7フレットでやってみましょう。
※3弦で行う人もいますので、細かい決まりはありません。

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これが引き下げた状態です。一気に狙っている音程が出る場所まで引き下げます。それではコツを見ていきましょう。

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引き上げの場合は、押し上げとは逆にチョーキングしたい弦に指を掛けて、手首を支点に引き下げて回すように行うところがポイントです。赤の矢印は手首の回転を表しています。

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上の写真は弦を引き下げた状態です。引き下げている間は、弦が戻ろうとする力に抗う必要があります。その時、弦に引っ掛けている指には少し力が必要です。そして、ここから弦を戻します。戻す時は押し上げのチョーキングと同様に弦を引き下げる前の状態まででOKです。

引き下げる時に引っ掛けている指を寝かせてしまうと弦が途中で外れたり、戻す時に他の弦を巻き込んでしまいますので、指を立てるように意識してください。

以上がチョーキングの基本になります。紹介した3弦や4弦だけではなく、すべての弦で基本は使えますので、全ての弦で練習してみて下さい。また、薬指以外でも中指を使って行うこともありますので、同様のやり方で挑戦してみてください。

コツ3:余計な弦を巻き込まないように指を立てる意識を持つ

全てのチョーキングで言えることですが、弦を戻す時に他の弦を巻き込んでしまい、余計な音が出てしまう場合があります。

これは指の力で弦を押し上げようと指を寝かせ過ぎてしまうと、指先の腹の部分が他の弦を巻き込んでしまう為に起きてしまいます。意識して指を立てるようにすると改善しますので、良く弦を巻き込んでしまう人は特に意識しましょう。

他のチョーキングの種類

半音チョーキング

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その名のとおりチョーキングして半音高くする奏法です。やり方やコツは1音チョーキングと一緒で、弦を押し上げたり引き下げる距離が少なくなります。HCとh.choなどと表記されます。ちなみにHの意味はhalfです。

他にも「1音半チョーキング」(1HCや1h.choなどと表記)や「クウォーターチョーキング」(QCと表記)があります。1音半はその名のとおり1音と半音分のチョーキングです。少し力が必要になりますね。

クオゥーターは1/4音チョーキングします。ほんの少し音程を揺らすようなイメージで行うと、カッコよくできると思います。

チョークアップ

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チョークアップはチョーキングした状態からピッキングする奏法です。U(アップ)と表記のあるところでチョーキングした状態でピッキングして、D(ダウン)のところで元に戻します。

コツを掴んで練習すれば綺麗でカッコいい音を鳴らすことは可能です。もちろんですが、練習は必要です。初心者の方にとって、チョーキングはかなり指が痛いと思います。

あまりにもひどい痛みが走ったり、皮がむけてしまっている時などは無理せず控えましょう。また、チョーキングは音程を綺麗に合わせることが難しいので、音程を合わせる練習法は「正確な音程を出すためのギターのチョーキングの正しい練習法」の記事で紹介します。

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