ページが見つかりませんでした https://guitar-styleone.com Sun, 26 Nov 2017 09:09:00 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.6.28 パワーコードの押さえ方は?ギター初心者も簡単にできるコツ https://guitar-styleone.com/guitar-power-chord-beginner https://guitar-styleone.com/guitar-power-chord-beginner#respond Sun, 22 Jan 2017 09:20:54 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1548 パワーコードという名前を聞いたことがあると思います。特にエレキギターでロック系ギタリストを目指すなら、必須とも言える非常にポピュラーなコードです。

パワーコードはこのコードの組み合わせだけで曲が作られたりすることもあり、初心者にも馴染みやすく、初めてギターを志す方はぜひ覚えたいコードです。ここではパワーコードの押さえ方を初心者向けに紹介していきます。

パワーコードとは?

パワーコードは2つの音で作られたコードで、メジャーとマイナーの区別がないのが特徴です。言い方を変えるとメジャーとマイナーどちらにも合うということになります。ギターでは主に6弦や5弦を使うので非常に押さえやすく、重厚な低音を響かせることができる為、ロック系の曲では非常に高い頻度で登場します。

パーワーコードを押さえる

パワーコードもいくつかの種類がありますので1つずつ見てみましょう。

6弦ルート

パワーコードG

上の図は6弦ルートのGのパワーコードです。縦線の下にある数字はフレットを表しています。丸印の中の漢字は使う指を表しています。6弦3フレットを人差し指、5弦5フレットを小指で押さえます。小指を薬指に変えて押さえても問題ありません。

IMG_1215

上の写真は押さえ方になります。注意することはほとんどありませんが、あまり強く押さえる必要はありません。また、人差し指や小指を寝かせすぎて、他の弦に触れたりすると音が鳴ってしまいますので、注意してください。4弦も押さえるパターンも見てみましょう。

パワーコードG4弦も含めた

押さえる位置が少し変わります。人差し指は同じで、5弦5フレットを薬指で4弦4フレットを小指で押さえます。少し音に厚みが欲しい時などに、この押さえ方で弾くことがあります。

IMG_1216

上の写真が押さえている状態です。写真では5弦と4弦をそれぞれ薬指と小指で押さえていますが、薬指を寝かせて5弦と4弦緒を一緒に押さえてしまう方法もあります。

5弦ルート

パワーコードC

上の図は5弦ルートのCのパワーコードです。5弦3フレットを人差し指で4弦5フレットを小指です。小指を薬指に変えても問題ありません。弾くときは5弦ルートをめがけてピッキングしますが、6弦の音が鳴ってしまわないようにミュートします。下の写真でミュート方法を確認しましょう。

パワーコードC

6弦の音が鳴らないように、5弦を押さえている人差し指の先は6弦に触れています。他にも、押さえていない中指を6弦に触れてミュートしてあげる方法もありますが、やや難しいので、私の場合は人差し指で触れる癖をつけています。こちらも3弦の使って押さえるパターンも見ていきましょう。

パワーコードC3弦含む

6弦ルートの時と同様で4弦5フレットに薬指、3弦5フレットのところに小指で押さえます。ミュートは同様に人差し指の先で行います。用途はやはり音に厚みを持たせたいときなどに、3弦を増やして使用します。

パワーコードC3弦含む

3弦を増やしたパターンは上の写真のような押さえ方になります。ピッキングしてコードを鳴らすと、2弦や1弦の音が鳴ってしまう人がいます。その場合は人差し指の腹で2弦や1弦に触れてミュートします。2弦については小指の腹でもミュートしています。

パワーコードを使って弾く

では、実際にパワーコードのGを使って弾いてみましょう。テンポは♩=100くらいでギターの音色を歪系にしてやってみましょう。

TAB譜

1拍目を「ジャー」と伸ばした後は8分音符で「ジャ、ジャ、ジャ、ジャ」とブリッジミュートをしながら行います。ブリッジミュートが分からない方は「ギターのミュートのやり方は?右手と左手それぞれのコツを解説」の記事が参考になります。

出来ましたか?さほど難しくはないと思いますが、今日が初めてギターを触る人だと少しキツいかもしれません。すぐに慣れますので、安心してください。

パワーコードを歪系の音色で弾くと結構気分がのりますよね。エレキギターで特にロック系のギタリストを目指している人は余計にのっているのではないでしょうか。

パワーコードは頻繁に出てきますので、出来るだけ早く慣れてしまった方が得です。毎日ギターを触って、毎日パワーコードを押さえていれば1週間もかからずに出来るようになりますので、ぜひ頑張ってください。

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ギターのミュートのやり方は?右手と左手それぞれのコツを解説 https://guitar-styleone.com/mute-method-guitar-explanation https://guitar-styleone.com/mute-method-guitar-explanation#respond Sun, 15 Jan 2017 23:59:35 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1517 ギターを始めると「余計な音が出てしまう」という悩みに直面します。これはギターを演奏するうえで、避けては通れない悩みです。ギターには余計な音を出さない為の技術「ミュート」がありますが、初めの頃はかなり難しいと思います。

初心者や中級者と上級者との大きな違いに「ミュート」が出来ているかどうかがあります。それぐらいミュートは演奏技術の高さを表しています。ここでは、なかなか一筋縄ではいかない「ミュート」のやり方を、右手と左手それぞれ解説して行きます。

ミュートとは?

ミュートは音を鳴らない状態にすることです。ギターの場合の「ミュート」は、右手や左手のそれぞれでミュートする方法があり、種類によっては完全に音を消すもの、少し音が出るような曖昧な表現を使うものなどがあり、必要に応じて使い分けることができます。

なぜミュートは難しいのか?

ミュートが難しいと言われるには理由があります。ギターはコードや複数の音を押さえる時に、構造上の問題で、どうしても不要な音を同時に押さえたり、不要な弦をストロークしたりピッキングする必要が出てきます。その時に左手の押さえ方や右手を弦に触れ、巧みに音をミュートします。

ミュートは一朝一夕で習得することは難しく、コツとなるポイントはありますが、自分自身の手の形にあったフォームを試行錯誤し確立する必要があります。これが難しいといわれる所以でしょう。ただ、ポイントを掴んで練習を積めば必ず出来るようになります。

ミュートのやり方:右手

右手のミュート「ブリッジ・ミュート」を紹介します。ブリッジ・ミュートは右手を弦に軽く触れた状態でピッキングをして演奏します。ロック系の曲には良く出てくるミュート奏法ですね。

IMG_1189

上の写真のように手のひらの付け根当たりをブリッジに乗せて、親指の付け根の部分を6弦~4弦に軽く触れて、アタック音と実音を混ぜたようなエッジの聴いた音を出します。主に歪系のエフェクターを使っている時に多用されます。

手のひら位置

上の写真は「ブリッジ・ミュート」の右手の使う場所を大まかに表しています。赤色の範囲が6弦~4弦に触れるところ、黄色の範囲がブリッジの上に置く場所のおおよその範囲です。

IMG_1187

上の写真のように右手を置き、弾くときは下の写真ようになります。

IMG_1188

この時、弦を完全に押さえつけずに軽く触れている状態です。試す時は歪計の音色で行いましょう。ピッキングした時にアタック音と実音が混ざったようなエッジの聴いた音を目指してください。

ミュートのやり方:左手

左手のミュートが難関ですね。こちらは不要な弦を使用していない指で触れてミュートすることが主な作業です。コードでミュートを織り交ぜたりする時に多用します。「カッティング」を使ったリフなどでも多用されます。

パワーコードのミュート

パワーコードの6弦ルートと5弦ルートのミュートを見てみましょう。

パワーコード6弦ルート

上の写真は6弦ルートのミュートです。6弦は人差し指の先を触れる、5弦~1弦までは小指を伸ばして触れます。左手の場合は音が鳴らないようにすることが目的ですので、ピッキングした時はアタック音のみで実音が鳴らないようにします。弾く時は6弦人差し指と5弦小指を使って押さえて音を鳴らします。

パワーコード5弦ルート

こちらの上の写真は5弦ルートです。6弦を中指の先で触れてミュート、5弦は人差し指で4弦から1弦は小指をの伸ばして触れてミュートします。パワーコードのミュートは比較的やり易いと思いますので、始めはパワーコードから慣れていくのもいいでしょう。

バレーコードのミュート

バレーコードの6弦ルートのミュートは通常のコードを押さえる形で弦に触ればミュート可能です。ただ、3フレット・5フレット・7フレット・10フレットで先に述べたようなミュートをすると、ハーモニクスのような音が出てしまうことがあります。これを防ぐためのミュート方法を紹介します。

バレーA76弦ルート

上の写真がハーモニクスを防ぐミュート方法です。緑の印で囲まれているところが6弦ルートのA7を押さえるポジションです。赤の印はミュートで完全に音を消すために、小指を伸ばして全弦に触れています。このようにミュートするとハーモニクスの音はなりません。

音を鳴らす時は以下の写真のように小指を離します。

IMG_1197

このパターンは小指を離したり、触れたりする練習が少々必要ですがミュートは確実にできます。

カッティングフレーズでのミュート

カッティングを使ったフレーズでのミュートで、握り込むような左手の形になるパターンが良く出てきます。その時のミュートは非常に難関ですので紹介しておきます。

TAB譜カッティングリフミュート

このようなカッティングのリフが出てくることがあります。×印の部分をミュートしますが、初めの4弦5フレットからハンマリングで7フレットのところは、3弦5フレットを弾く時に5弦と3弦をミュートして一緒にピッキングします。

実際にこのパートを弾く際は下の写真のような握り方で、ミュートを巧みに行いながら演奏します。

カッティングパターンミュート

上の写真が最初の3弦5フレットの握りです。図の注釈のとおり親指と人差し指の腹使って、5弦4弦3弦をピッキングします。その後、7フレットをハンマリングです。

カッティングパターンミュート2

上の写真は3弦2弦をミュートで弾いた後、3弦5フレットと2弦5フレットを同時にピッキングします。その時のミュートは注釈の通りですが、高難易度なミュートになります。

ミュートについては、コードのミュートを先に覚えて慣れていきましょう。カッティングフレーズのような握り込んだりするパターンでのミュートは非常に難しいです。

他のミュートに慣れてからでも遅くないので、焦らずに手がミュート出来るポジションを完全に覚えて、無意識にでもできるように練習して見て下さい。

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ギターの弦が良く切れる?痛い思いをしない為の4つの原因と対策 https://guitar-styleone.com/guitar-string-snap-cause-measure https://guitar-styleone.com/guitar-string-snap-cause-measure#respond Sat, 14 Jan 2017 10:24:12 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1489 ギターの弦が良く切れて困るという人は、初心者の人に多いのではないでしょうか。弦がたくさん切れると「弦を替える手間」「買い替えるお金」「切れた時に少し痛い思いをする」などがあります。そう考えると切らずに済ませたいですよね。もちろん劣化によって、全弦を張り替える必要は必ず出てきます。

ただ、余分に弦を交換しなくて済むように対策ができれば、そんな悩みも解決できます。ここでは弦が良く切れてしまう人の為に、考えられる原因と対策を紹介します。

ギターの弦はなぜ切れる?

そもそもギターの弦はなぜ切れるのでしょうか?その原因が分かれば対策しやすくなりますので、どんなものがあるのか見ていきましょう。

  1. 弦に対する過度の負荷
  2. ギター本体の弦に接する部位の損傷
  3. 自分の演奏の仕方
  4. 経過による劣化

以上が挙げられます。この原因を一つ一つ対策できていれば、余計に弦を替えたりする必要はなくなります。

弦が切れる4つの原因と対策

それでは4つの原因から考えられる対策を1つ1つ見ていきましょう。

1、弦に対する過度の負荷

弦を必要以上に伸ばしたりすると、負荷に耐え切れず切れます。初心者の時期にしがちなものとして、弦を張る時に、1オクターブ高い音でチューニングしてしまう場合です。通常より弦を巻いていくことになりますので、弦がテンションに耐え切れず切れます。

また、新しい弦を張ったばかりの時は弦が伸び切っていない為、チューニングが狂いやすくなっています。その為、予め弦を引っ張って伸ばすのですが、その時に必要以上に引っ張ると弦が切れてしまうことがあります。

少ない事例ですが、1音半以上のチョーキングを繰り返し行うことで弦が切れます。チョーキングは弦を伸ばすことと一緒ですので、かなりのテンションをかけて弦を伸ばす1音半以上のチョーキングを過度に行うと、切れてしまいます。

1音半以上のチョーキングを多用することはありませんので、そこまで気にする必要はありませんが、曲中に出てくるほんの瞬間的な1音半チョーキングや1音チョーキングでは、ほとんど切れません。切れるとすれば、弦が古くなっている場合でしょう。

対策

  • チューニング時、オクターブ違いにならないように各弦との音のバランスを聴く
  • 過剰に弦を伸ばさない

意識すればすぐにできる対策だと思いますので、心がけてみて下さい。

2、ギター本体の弦に接する部位の損傷

ペグ・ナット・フレット・ブリッジなどの弦が接触するギターの部位に損傷で切れる。各部位に尖鋭(刃物のような)な傷ができたり、突起ができている状態で演奏をすると、引っかかったりして切れることがあります。

ペグ

ペグ

ペグに関しては、弦を巻き上げる部位をぶつけたり、引っ掛けたりしてできた尖鋭な形の傷や突起によって、弦を巻き上げる時に切れてしまうことがります。この場合は部品を交換することで解決できます。

ナット

ナット

ナットは弦がハマるようになっている溝に、何らかの理由でできた傷が原因で、負荷がかかり切れる場合があります。この場合リペアショップで部品を交換するか、傷がついた部分を綺麗に削ってもらうことで済む場合もあります。

フレット

フレット

フレットを叩く奏法や、持ち運ぶ時にぶつけたりしてついた傷が突起したり尖鋭になると、弦は簡単に切れてしまいます。この場合、リペアショップでフレットを打ち替えるか、研磨してもらうことで解決できます。

ブリッジ

ブリッジ

ブリッジは通常通り使用しているうちに、摩耗などが原因で溝が尖鋭になることがあります。そのような場合に弦が切れやすくなります。この場合はリペアショップでの部品交換、もしくは溝を成形してもらうことで解決可能です。

対策

  • ギターの部位に傷などがある場合はリペアショップで直す

フレット打ち替えや傷の成形などは自分自身でも可能ですが、楽器の機能を損ねる可能性がありますので、リペアショップへ依頼することをお勧めします。

3、自分の演奏の仕方

自分の演奏の仕方も見直してみましょう。ピックを持つ右手に過度な力が入り、弦を弾くときに弦に対して過剰に力が働いている場合などは、弦が切れやすくなります。

特に切れる弦が6弦~4弦の巻き弦の場合は、力が入っていることが原因です。また、ストロークやピッキングのやり方も見直して見ることで解決できると思います。

ピッキングやストロークの基本がわからない方はこちらの記事が参考になります。
ピッキングは「ギターのピッキングのやり方は?上下に動かすコツはピックの位置
ストロークは「ギターストロークでプロ並みの響きを実現する3つのコツ

弦をピッキングしたりストロークする場合は力で弦を弾くのではなく、弦を通過する速度で力を伝えることができれば、音も良くなって弦も切れません。

対策

  • 右手や左手に過度な力が入っていないか見直してみる

4、経過による劣化

弦を使い始めれば、時間の経過と共にどんどん劣化していきます。古くなった弦で演奏していると、手汗などで腐食した部分がフレットを傷付けたりして、弦が切れる原因になります。劣化を抑えることはできても防ぐことはできませんので、使用状況に応じて全弦を交換する必要があります。

弦はどのくらいでこうかんすればいいのでしょうか?私の経験から考えてみました。

  • 1週間程度:まだ新しいので弦を替える必要はない
  • 2週間程度:手汗が多い人は少し劣化してくる、手がドライな人は劣化は少ない、総じてまだ替える必要がない
  • 3週間程度:ほぼ替え時。弦はだいぶ古くなった見た目になっている。
  • 4週間程度:確実に替えるべき。この状態はかなり古くなっている状態なので、替えた方が良いでしょう。

私の場合は手汗が多くて悩んだタイプなので、弦を交換する頻度は多めでした。だいたい2週間~3週間で替えていました。また、レコーディングやライブ、演奏会、セッションの時は、その度に新しくしていました。

弦の替え時は色々な意見があります。季節や湿気に多くさらされたりする場所に長くギターを置く必要があったなど、弦が直面している状況によって違いますので、常に弦の状態を見て自分の一番いい替え時を知ることも重要です。

対策

  • 遅くとも3週間~4週間の間で弦の状況に応じて適宜張り替える

弦に関しては絶対に切れないということはありません。ライブやレコーディングなどの場で弦が切れてしまうことを考えて、私は全弦セット2つと1弦~3弦を2本ずつ必ず持ち歩いていました。常にスペアを持ち歩いていると役に立つ時がありますので、皆さんにもお勧めです。

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ギターの耳コピの方法は?劇的に上手くなる聴き方の練習法! https://guitar-styleone.com/dictation-guitar-training-method https://guitar-styleone.com/dictation-guitar-training-method#respond Thu, 12 Jan 2017 13:41:49 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1465 耳コピーはしていますか?曲のコピーを楽譜を使わずに耳のみでやり切ることは、恐らくすべての上級者以上のギタリストが口をそろえて大事だと言うでしょう。

耳コピーをしたことがある人は分かると思いますが、かなり難しいですよね?聴き方のコツを掴んで、耳コピーをこなしていると、今までは聴こえてこなかった音が聴こえてくるようになります。

そこまで耳を鍛え上げるとギターの演奏力をアップさせることができます。ここでは、ギターが劇的に上手くなる耳コピの練習法を紹介します。

耳コピーとは?

耳コピーとは楽譜(タブ譜など)を使わず、自分の耳で聴いたものだけを頼りに曲をコピーすることです。

なぜ耳コピーが大事なのか?

耳コピーは、耳を鍛えるのに非常に効率のいいトレーニングです。耳は音の種類の違いや、特徴、細部を聴こうとすればするほど、普段は聴き取れないような音を感知できるようになります。その細部の音を聴き分ける能力がついてくると、自分の中で今まで聴き取れなかった音の存在に気づきます。

その音の存在に気付いているわけですから、再現性が高くなります。再現性が高くなるということは、ギターの演奏に大きな違いが表れます。

さらには他の楽器のパートも理解できるようになるので、音楽的な感性も向上します。このように耳コピーをすることで、自分の耳の能力を鍛え上げて、演奏能力を向上させることができます。

耳コピーのやり方

耳コピーの基本は音源(コピーしたい曲)をとにかく聴き込みます。この「聴く」という行為をどれだけ細部にわたって行うかで、耳コピーで得られる経験値に大きく差がでます。では耳コピーをする時の「聴く」は何を聴けばいいのか見ていきましょう。

1、コピーするパート(部分)で何を演奏しているかを確認する

確認する内容はギターが何をしているのかを確認します。

  • コード(パワーコード・ストローク・カッティング・アルペジオなど)
  • リフ(テーマになるフレーズ)
  • メロディー
  • 音色(エフェクターの種類など)
  • 単音なのか?
  • 何音か重ねているのか?

などを把握します。自分でギターを弾いているはずなので、この辺は最初のうちでも何となく分かると思います。

ちなみにチューニングは正確にしておいて下さい。また、曲によっては半音下げチューニングなど特殊な場合もありますので、ネットなどで事前に調べられるようでしたら、調べてみて下さい。

2、弾いて確かめてみる

何を演奏しているのか確認したら、実際音を出して弾いてみます。ここなんじゃないか?と思われる場所から探して弾いてみて下さい。必ずバシッと「これだっ!」と思える場所があります。いくらやってもハマらない感じがしたり、バシッと来ない時は、また聴き直してください。

3、聴き直す

聴きなおす時には、さらに詳細まで音を聴いてください。

  • どこのフレットを使っているのか?
  • 何弦を使っているのか?

そしてまた弾いてみます。この繰り返しをすることで、耳がどんどん鍛えられて行きます。そのうちにフレーズや音を聴いただけで、何を弾いて、どこのフレットで、何弦なのかまで分かるようになります。

フレーズが速くてコピー出来ない場合

良くあることなのですが、この場合はまずフレーズを口で歌えるようにします。口で歌えるようにしてから、ギターで音を探してコピーすれば、必ず出来ますので頑張りましょう。

耳コピーを初めて挑戦した人や初心者の人は、1、2、3を適宜繰り返し、1曲を通して弾けるようになることを目標にするといいと思います。1曲弾けるようになると、非常にもモチベーションが上がりやる気も出てきます。

そして、それが出来る様になる頃には、耳が鍛えられているので、もっと高度な聴き方ができるはずです。

耳コピーの精度を上げる

1曲を弾けるようになるまでコピーすると、その曲ばかり弾きたくなります。ところが、弾いているうちに「ここはもしかしたら違うんじゃないか?」と思うところが必ず出てきます。

耳が鍛え上げらえたので、当初より聴き取りの精度が上がっているからです。それに合わせてさらに詳細まで音を聴いて、耳コピーの精度を高めましょう。

1、自分の演奏を録音して聴く

最初はどんな録音機材でもいいので、自分の演奏を録音してみて下さい。そして自分の演奏とオリジナルの演奏の違いを聴き比べましょう。この聞き比べが、また耳を鍛え上げていきます。違うところが見えてきたら、また音源を聴きます。

2、さらに聴き込む

さらに聴き込むには、何を聴き込めばいいのか見ていきましょう。何かが違うと思ったところがあると思いますので、そこを見つけましょう。

  • ピッキング(アタック音の違いや微妙なニュアンス)
  • スライドやチョーキングなどのニュアンスの違い
  • 音価(音の長さ)
  • 楽譜では表し切れない音の表現

上記のような細かい演奏の違いを聴き取って、その細部までコピーしてみます。これぐらいの詳細までコピーしきることを完全コピー=完コピと呼びます。

3、弾いて比べる

聴き込んだものを弾いて確かめ、細かいニュアンスなどを比べてみましょう。もちろん今回も1,2,3,を適宜繰り返してください。オリジナルに近づく演奏をすればするほど、曲と一体になった感じになるでしょう。

補足ですが、細部の音まで聴く場合は「ヘッドホン」を使うと、普段聴こえていなかった音が聴こえたりします。また、さらに耳や感性を鍛えたい人は、以下の項目もトライしてみるといいでしょう。

  • 曲中で使われている楽器をすべて洗い出す
  • コードを出す(使われているテンションまで)
  • 使われているスケールを探す

ちなみに無理にここまでする必要はありませんが、プロを目指す人は上記の項目に「譜面に起こす」を加えて必ずやってください。上記の項目は、プロのお仕事に必要なことがたくさん詰まっています。

初心者は「耳コピーのやり方」の1~3ができれば十分です。中級者の人はぜひ「耳コピーの精度を上げる」の1~3には挑戦してみて下さい。耳コピーができると劇的にギターが上手くなりますので、是非やってみて下さいね。

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ギターが上達する期間は?初心者が人前で演奏するまでに必要な事 https://guitar-styleone.com/period-brought-along-guitar https://guitar-styleone.com/period-brought-along-guitar#respond Wed, 11 Jan 2017 06:02:27 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1447 ギターを始めたばかりや始める前に気になるのが「どのくらいの期間練習したらギターが弾けるようになるのか?」ではないでしょうか。「早く上達したい」「ライブをしたい」など少なからず何らかの目標がある人、目標は特にないけど「ギターが弾けたらカッコいい」と思っている人などさまざまだと思います。

ここではギター初心者が人前で弾けるようになるまでの期間や、必要なことを考えてみたいと思います。

上達の期間はどれくらい?

一番気になる部分ですよね。この期間についてはどこまでを目標にするのかによって変わります。また練習の量や質も関係してくるでしょう。そこで、最初の目標を「人前で演奏できる」までに設定して、その為に必要なことが出来るようなるまで、どのくらいかかるのかを考えてみます。

人前で演奏するまでの目安

人前で演奏するには、聴いてもらった時にそれなりにカッコがつく演奏能力が必要です。まず初心者がギターを始めて最初に取り掛かることは「コードを押さえる事」だと思います。このコードをしっかりと押さえて、音を鳴らせるように出来るまでには、おおよそ「3か月程度」はかかると思います。

初めの頃のコードは難関です。まずギターに慣れていないこともあり、左手が思うように動かないため、しっかりと押さえることができません。加えて手の痛みもあるので、この期間はかなり時間を使います。ここを乗り切ると少しづつ楽になっていきますが、頑張りどころですね。

コードが押さえられるようになってから、コードのみで1曲弾けるようになるまでに「1か月~2か月程度」はかかると思います。初心者がコードで悩まされるのが「コードチェンジ」です。このコードチェンジがなかなか上手くいきません。

コードチェンジとは、例えばオープンコードのGコード→Dコード→Cコードと次々とコードを変えていくことを言います。この時に一度押さえたコードを離して、次のコードを押さえる動作を、テンポに合わせて途切れることなく行わなければいけないので、難易度が高くなります。

1曲のみでコードの演奏だけで良しとすれば、個人差もあるので大目に見て「5か月前後」でできるでしょう。ここに弾き語りを入れたいとなると、歌いながらコードストロークをする練習があるので、練習量にもよりますが、最低でも「6か月程度」はかかると思います。

  • コードを鳴らせるようになるまで「3か月程度」
  • コードのみで1曲弾けるようになるまで「5か月程度」
  • 弾き語りができるようになるまで「6か月程度」

おおかた個人差もありますが、すべて練習量や曲の難易度にもよりますので、「毎日最低2時間は練習できる」「曲は3つ4つ程度のコードで弾けるものを選ぶ」として考えた方が良いですね。

ライブするまでの目安

「弾き語りでライブする」もしくは「バンドでライブする」レベルにはどのくらいかかるのでしょうか?ライブはコピー曲で出るのか、オリジナルで曲で出るのかなどありますが、ここではコピーで初めて出演するまでを考えてみます。

また、弾き語りは一人で出ることになりますが、バンドはメンバーの力量も絡んできます。そこで、ギターだけの演奏能力として、ライブに出られるまでの目安を考えてみます。他のメンバーは考慮にいれません。

もちろんですが、先に述べている、人前で演奏するまでの目安である「5~6か月程度」は当然必要ですので、それ以降の期間を考えます。

ライブは弾き語りもバンドも含めて、始めから「単独ライブ」はないと思いますので、「対バン形式(複数のバンドが出演する)」で出ると考えると、バンドに与えられる割り当て時間を考えて、最低5曲くらいは弾けないと困ると思います。

もちろんすべて披露しないときもありますが、最低は5曲は欲しいところです。曲のコピーは楽譜(タブ譜)を見てコピーできる状況として考えると、初めてなので1曲2週間くらいで覚えることはできると思います。もちろん曲の難易度は低い前提です。

そう考えるとライブに出る為に最低5曲をコピーできるのは、ざっくり見て「約2か月程度」はかかりますので、ギターを始めてからトータル「8か月前後」でライブに出られる可能性があるということですね。

もちろんこれは目安であり、個人の置かれている環境や練習量によっても変わります。変な話ですが、演奏能力を問わなければいつでもライブに出ることは可能ですので、あくまでカッコがつく演奏能力を身に付けたうえでライブに出るまでの期間です。

  • 最低5曲をコピーできるのは「約2か月程度」
  • ギターを始めてライブに出られるまでは「8か月程度」

弾き語りは恐らく一人で出ることが多いと思いますが、バンドの場合だとバンド練習も必要なので、少し長く考える必要もありますね。ちなみに私はギターを始めてから、バンドで演奏するまでに10か月くらいかかっていたと思います。

学生やプロを目指したフリーターであれば、一日の時間の多くを練習に割くことができる為、各人がきっちり練習してくれば問題ありません。しかし、社会人や家族持ちの方が趣味でやりたい時などは、なかなか自分だけの時間が取れないことが多いので、少し長く見積もっていいと思います。

これからライブに出ようと目標にしている皆さんは是非頑張って達成してください。初めてのライブの後の達成感はたまらなくいいものがありますので、是非味わってくださいね。

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ギターの16分音符の数え方!初心者も分かる方法を解説 https://guitar-styleone.com/count-sixteen-note-guitar https://guitar-styleone.com/count-sixteen-note-guitar#respond Mon, 09 Jan 2017 13:53:31 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1395 16分音符は初めて理解しようとすると、なかなか難しいのではないかと思います。色々なパターンがあり、譜面の表記によっては全くお手上げのリズムもありますよね。タブ譜を見ても曲が速過ぎててわからないとか、聴き取りにくい音色だったりで、苦戦した経験はありませんか?

そんな16分音符も数え方や仕組みを理解できれば、どんなパターンが出てきても解決できます。ここではよくある16分音符のパターンを使って、初心者向けに解説して行きます。

16分音符の考え方

そもそも16分音符とはなんなんでしょうか?音符には、決められた音の長さがあるのは知っているかと思います。その音符の長さは4分音符や8分音符などの、名称の頭に出てくる数字で長さを指定されています。

4分音符は8分音符が2つと同じ長さ16分音符であれば4つと同じ長さなので、下の図のように表すことができます。

%e9%9f%b3%e7%ac%a6%e3%81%ae%e9%95%b7%e3%81%95

つまり16分音符は「4分音符を均等に4つに分けた長さ」と「8分音符を均等に2つに分けた長さ」ということになります。この音符同士の関係性が理解できると、譜面に出てくる16分音符のフレーズなどが理解しやすくなります。初心者の方はまずここを理解しましょう。

16分音符のリズムパターン

譜面に出てくる16分音符のリズムパターンが、1つだけなら誰も苦労はしませんよね?やはり理解しにくいパターンが結構あるので、ギターで演奏するにも困るわけです。そこで、まずはいくつかパターンで16分音符を理解して行きましょう。

%e3%83%91%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%b31上記のパターンはさほど難しくはないと思いますが、1拍が8分音符1つと16分音符2つのもが4つ(4拍分)でできています。このパターンはギターっぽく歌うと「ジャージャジャ」「ジャージャジャ」「ジャージャジャ」「ジャージャジャ」っというリズムになります。

これを初心者の方がギターで弾くのは難しいので、まずは手拍子でリズムを理解します。「タータタ」「タータタ」「タータタ」「タータタ」となれば正解です。下に正解の音声がありますので、確認してみて下さい。※音声のテンポは♩=70です。

ではこのパターンはどうでしょうか?

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このパターンは付点8分音符と16分音符、8分音符、8分休符が出てきます。「付点」がついている音符は、「付いている音符の半分の長さの音符分長く」なります。この場合は8分音符に付点なので、「8分音符+16分音符」の長さを伸ばします。

上記のパターンを手で叩けますか?上記のパターンは初めての方はかなり難しいと思います。今出来なくても悲観しないでください。このようなリズムも必ずできるようになります。正解は以下の音声のようになります。

このように16分音符より長いリズム(付点8分音符や8分音符)のように、伸ばしたりする音や「休符」などが入ったパターンは無数にあります。このリズムの考え方については「ギターのリズムが目で見えるトレーニング!裏技もこっそり伝授」を参考にして下さい。

ギターで弾く前に、目の前のリズムはどんなリズムを表しているのか分かれば、曲が速くてわからない16分音符の場所や聴き取りにくい音色の場所でも、譜面やタブ譜を見て理解できるので、全く困らないようになります。では、16分音符の色々なパターンでリズムを理解しましょう。

16分音符の数え方

16分音符を口ずさむ時の数え方には決まりはありません。ただし、「タチツテト」や「カキクケコ」などの輪郭のはっきりした音が入っている言葉で行う方が良いでしょう。輪郭のはっきりした言葉を使うと、言葉のどの部分で弾くのか、または手拍子をすればいいのかが分かりやすくなります。

私は「タ」と「ツ」で行います。テンポが速くなると「トゥ・ク・トゥ・ク」と口ずさんでいます。口ずさみを使って実際のリズムパターンを読んでいきましょう。テンポは全て♩=70でおこないます。

パターン1

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さほど難しくはないパターンですが、どうでしょうか?口ずさむと「タツツツ」「タタタタ」「ツツタタ」「ツツタタ」です。

1拍目の「タツツツ」は「タ」で叩き「ツツツ」は4分音符なので伸ばしている間のリズムを感じます。3拍目4拍目の「ツツ」は8分休符の部分のリズムを感じていて、実際には叩きません。正解は以下の音声です。

パターン2

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少し難しくなりましたかね。今回の場合はの口ずさみは「タタタタ」「ツタタツ」「ツツタタ」「ツツタタ」です。2拍目の「ツタタツ」が難しいと思います。口ずさみを入れることで、音符の幅が均等になり正確に近づきますので、必ず入れて下さいね。正解はこちらです。

パターン3

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パターン2より少し難しくなっています。1拍目と4拍目が変わっていますね。口ずさみは「タツタタ」「ツタタツ」「ツツタタ」「タタツツ」です。1拍目は最初の「タ」で叩き、次の「ツ」は伸ばしている間のリズムを感じます。2拍目から4拍目の「ツツ」は休符のリズムを感じます。正解はこちらです。

パターン4

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かなり難しいと思います。初心者の方でこれができたらかなり凄いです。口ずさみは「タツツタ」「ツツタツ」「ツタツツ」「タツタタ」です。1拍目付点8分音符と16分音符のパターンこれは記事の最初の方で出ているので、わかるかもしれませんね。

2拍目は、16分音符の3番目のリズムで、言い換えると8分音符の2番目のリズム(つまり8分裏)ということになります。3拍目は16分音符の2番目のリズム(16分裏)を叩きます。そして、4拍目は今までも出てきたパターンです。正解はこちらです。

 

どうでしょう?さすがに初心者の方で全部できた人はほとんどいないと思いますが、出来た人は素晴らしいと思います。このように16分音符のリズムは様々ですが、基本となるパターンを複数こなして慣れてしまえば、出てきた時に難無くギターでも弾くことができます。

今回は手拍子で行いましたが、慣れてきたらギターで行います。ギターで練習する方法はさらに難易度が上がりますので、また別の記事で紹介したいと思います。

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ギターのテクニックの種類は?初心者にも出来るコツを伝授 https://guitar-styleone.com/the-kind-technique-guitar-beginner https://guitar-styleone.com/the-kind-technique-guitar-beginner#respond Wed, 04 Jan 2017 10:54:52 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1272 ギターの演奏には様々なテクニックがあります。初心者の皆さんは曲を弾いていると、たくさんのテクニックが出てきて困ることも多いと思います。そんなテクニックの数々はちょっとしたコツを掴むことで、演奏の上手さがグッとアップします。

せっかくギターを始めたなら、演奏で人を感動させたいと思うのがギタリストですよね。ここでは、演奏を彩る数々のギターのテクニックのコツを初心者向けに紹介します。

ギターのテクニック

ここで言うギターのテクニックは、演奏に彩をつける為に工夫された奏法のことです。分かりやすいところでいうと、ギター特有のチョーキングやハーモニクスなどがあります。テクニックはちょっとしたコツや工夫を凝らすだけで、表現力が格段にアップし演奏力を向上させます。

テクニックの種類とコツ

テクニックを種類別にやり方とコツを紹介します。

スライド

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スライドは指定された出発の音から着地の音までを、弦を押さえたまま移動させて音を滑らかに繋げる奏法です。移動させている間の音が特徴的です。

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上の写真はスライドし始める前です。指は薬指、中指、人差し指でも行います。

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スライドし始めました。指の形はそのままの状態で、手全体をそのまま移動させるようにします。指の形は揃えておいた方が移動している時に安定します。

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最後は着地です。弦を押さえる基本の場所であるフレットのすぐ横にピシャッと着地します。意外に初めてやってみると着地が難しいです。スライドはスライドさせる早さによって音の表情が変わります。

楽譜で指定されていること以外は自由ですので、着地点まで早くしたり、少しゆっくりしたりと変えてみると音の表情が変わります。弾きたい曲の音源(CDやデータ)を聴いて忠実にコピーしてみることをお勧めします。

グリッサンド

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グリッサンドは通称グリスとも言います。スライドと同じようにすべらせて滑らかに繋げる奏法ですが、完全な違いがあります。

  • スライドの場合:出発の音と着地の音が決まっている。
  • グリッサンドの場合:音の着地点が決まっていなかったり、出発も着地も決まっていない場合がある。

グリッサンドは効果音のような使われますので、雰囲気が出ていれば問題ありません。実際の演奏したい曲の音源を聴いてニュアンスを真似してみて下さい。

ハンマリング・オン

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ハンマリング・オンはピッキングした弦と同じ弦にフレットを叩き置くようにして押さえて音を出す奏法です。通称ハンマリングと略します。

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上の写真がハンマリングの始めの状態です。今回は薬指でハンマリングしますが、人差し指、中指、小指でも行います。この初めの状態でピッキングをします。

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その後ハンマリングです。左の薬指をフレットを叩くように押さえて、ピッキングしないで音を出します。コツとしては叩き方によって音量が変わるので、フレーズの前後の流れに合わせて調整しましょう。

プリング・オフ

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プリング・オフはピッキングした弦から指を離して音を出す奏法で、指を離す時はピッキングしません。

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上の写真が最初の状態です。この時にピッキングをして指を離します。

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上の写真が指を離した状態です。指を離す時のコツとしては、少し弦に指を引っ掛けるようにすると音が綺麗に鳴ります。

トリル

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トリルはハンマリングとプリングを繰り返します。指を細かく動かす必要がありますが、簡単に思えてやってみると意外に難しいと思います。コツとしてはあまり指を離さず最小限の動きで行うことです。また余裕が出てきたら、音の繰り返す速さや音の粒を揃えるようにしてみて下さい。

チョーキング

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チョーキングはかなり良く出てくる奏法ですので、詳しく解説している「ギターのチョーキングのやり方!カッコ良く鳴らせる3つのコツ」の記事を参考にしてください。

ビブラート

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ビブラートは弦をチョーキングのように上下に動かし音を揺らす奏法です。

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上の写真がビブラートを始める前です。この状態でピッキングをしたら弦を揺らします。

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チョーキングと同じ要領で弦を上に押し上げます。

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そして戻す時は元の位置までに戻し、これを繰り返します。あくまで元の位置まで戻すだけですので、下げ過ぎないようにして下さい。また、ビブラートは弦の揺らし方の振り幅(深さ)についての決まりはありませんので、曲の雰囲気などに合わせて行うことになります。

注意点としてはビブラートを過剰に早く揺らす人が結構いますが、揺らす速さに関しては曲のテンポにあったリズムで行うほうが適しています。引き下げるビブラートも見てみましょう。

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上の写真は引き下げ前の状態です。ここから弦を引き下げます。

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引き下げの深さや繰り返しの速さについても、曲の雰囲気に合わせて下さい。

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こちらも同様に元の弦の位置に戻すだけです。上げ過ぎないように注意してください。

ライトハンド

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ライトハンドは左手だけでは遠くて押さえきれないような音のフレットを、右手でタッピング(フレットを叩くこと)する奏法です。

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写真はライトハンド奏法の最初の状態です。ここから右手が12フレットをタッピングします。

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タッピングした状態です。左手を広げても届かないような場所に使われていますね。

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タッピングした右手を離す時は右手でプリングするようにします。少し弦を引っ掛けて離すことで、音が十分に出るようになります。ライトハンドはオクターブ上の音など離れた音程を出すことができるので、急に出てくると少し浮遊感のあるトリッキーな印象をもたらすことができます。

ハーモニクス

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ハーモニクスは左手を軽く触れて行うハーモニクスと、右手でピッキングと同時に行うピッキングハーモニクスがあります。左手で軽く触れて行うハーモニクスは、チューニングなどでも行うハーモニクスと同じです。

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このくらい触れた状態でピッキングすると「ポーン」という音がでます。エフェクターをかけていると、また違った音が出て非常に特徴的です。ピッキングハーモニクスも見ていきましょう。

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左手は指定されたフレットもしくは弾きたいフレットを押さえます。そして右手でピッキングハーモニクスをするわけですが、ピックはいつもより少し強めに持ち、いつもより少し深く当てるようにします。

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このように少し深めに当てて、弦を弾くというより少し押し切るようにピックを通過させます。

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写真を見て下さい。ピッキング後に、ピックのすぐ横の赤丸印の場所にある親指の側面を弦に触れます。弦の揺れをほんの少し止めるイメージです。

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親指の側面が触れた瞬間に右手を離すイメージで行うと「キーン」という音が出ます。これがピッキングハーモニクスです。コツを掴むのに何度かやってみるとハーモニクスになる触れ方が分かりますので、挑戦してみて下さい。

ちなみに、歪系のエフェクトをかけた状態で練習する方が音の良し悪しが分かりやすいと思います。

今回紹介したギターのテクニックは、ギターの熟練度が上がれば上がるほど自分なりの味を出せるようになります。それだけ奥が深いものが多いので、いろいろな曲やジャンルの音楽を聴いて、他のギタリストの特有の味を聴き比べてみて下さい。

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覚えて置くべきギタースケール!基本の種類を7つ選定 https://guitar-styleone.com/guitar-scale-should-be-remenber https://guitar-styleone.com/guitar-scale-should-be-remenber#respond Tue, 03 Jan 2017 13:46:40 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1229 ギターのスケールについては色々勉強してるとは思いますが、少し困っている人もいませんか?スケールもたくさん種類があって、その存在を知れば知る程どれを覚えるべきか、なかなか判断がつかないと思います。

正直覚えるべきスケールと、なかなか使わないスケール、使う頻度は少ないけど覚えて置いた方がいいスケールなど様々です。ここでは覚えて置くべきスケールの基本となる7つの種類を紹介します。

基本のスケールとは?

基本のスケールと聞くと良く言われている「メジャースケール」を思い浮かべますよね。メジャースケールもその内の1つです。ただし、恐らく今まではスケールを活用するにあたって「この曲のキーはGだからGメジャースケールを使おう」とGメジャーを弾くという使い方だったと思います。

間違いではありませんが、この考え方で弾くとスケールの音楽的な特性を活かすことはできません。言葉を言い換えれば「カッコいい演奏」「感情を揺さぶるような演奏」にはなかなか及びません。

実はメジャースケールを「ダイアトニックコード」上で演奏すると7つの響きを奏でることができるスケールとなります。これを「チャーチ・モード(教会旋法)」と言います。この「チャーチ・モード」をスケールの基本として使えるようになると、演奏力も飛躍的に上がりますので、覚えていきましょう。

「チャーチ・モード」を理解する上で必要な知識があります。「メジャースケール」と「ダイアトニックコード」です。この2つについてまだわからない人は以下の関連記事を参考にして下さい。

メジャースケールについては、

ダイアトニックコードについては、

もう既に知っているという方は下の記事へ進んで下さい。

チャーチ・モード(教会旋法)

チャーチ・モードはダイアトニックコードと密接な関係にあります。その種類は7つありそれぞれ響きが違います。キーをCとして紹介します。

  • Ⅰ度 Cmaj7=イオニアン(アイオニアン)・スケール(メジャースケール)
  • Ⅱ度 Dm7=ドリアン・スケール
  • Ⅲ度 Em7=フリジアン・スケール
  • Ⅳ度 Fmaj7=リディアン・スケール
  • Ⅴ度 G7=ミクソリディアン・スケール
  • Ⅵ度 Am7=エオリアン・スケール(マイナースケール)
  • Ⅶ度Bm7♭5=ロクリアン・スケール

聞いたことある名前もあると思いますが、上記の7つのスケールがチャーチ・モードの各スケールとなります。各スケールの前にあるコードをよく見ると、Cのダイアトニックコードになっていることが分かると思います。演奏する上でこのダイアトニックコードが響きを決定づける重要な要素となります。

メジャー系とマイナー系

チャーチ・モードを理解する時は、まずメジャー系のスケールとマイナー系のスケールに分けて考えましょう。

メジャー系

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イオニアン・スケールはメジャースケールと同じです。M3度(メジャー3度)の明るいメジャーの音を決定づける音程が入っています。

ダイアトニックコードのⅠmaj7(1度メジャーセブン)のコードでイオニアンの響きとなります。このイオニアン(メジャー)・スケールから他のメジャー系のスケールの違いを把握していきます。

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リディアン・スケールはイオニアン・スケールの4度の音から並べ替えてできたものです。メジャーの音を決定づけるM3度の音があります。イオニアンとの違いは4度の音が♯(シャープ=半音上がる)しただけです。赤字になっているaug4はオーギュメントフォースもしくは増4度と読みます。

リディアンはこの増4度の音を強調することで、独特の雰囲気を出すことができます。ロック系でも使われたりしますが、Jazzやフュージョンのように少しお洒落でモダンな聴かせ方をするジャンルで、良く使われているイメージです。

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ミクソリディアン・スケールはイオニアン・スケールの5度の音から始めたものです。メジャーを決定づけるM3度の音がありますが、同時にM7(長7度)の音を♭(フラット=半音下げる)したm7(短7度)音が入るのが特徴です。かなりの頻度で使われるスケールですので早めに覚えたいですね。

マイナー系

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ドリアン・スケールはイオニアンを2度の音から並べ替えたものです。マイナーの音を決定づけるm3(短3度)の音が入っています。また、後に出てくるエオリアン(マイナー)・スケールとの違いは赤字になっているM6(長6度)の音程です。

使用頻度は非常に高く、ギタリストとしてはかなり使いやすいスケールだと思います。私は個人的にかなり好きなスケールで、ドリアンの特徴的な音になるM2(テンションの呼び方としては9度)とM6(テンション13度)を繰り返すようなフレーズが好きで、マイナーのコードが出てくると良く使用します。

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フリジアン・スケールはイオニアンを3度から並べ替えたものです。マイナーを決定づけるm3度の音が入っています。エオリアンとの違いは長2度が♭(フラット)してm2(短2度)と音になっています。使用頻度はさほど多くはありません。

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エオリアン・スケールはイオニアンを6度から並べ替えたものです。つまりナチュラルマイナースケールです。マイナーのスケールの基本になりますので、しっかり覚えたいところです。

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ロクリアン・スケールはイオニアンを7度から並べ替えたものです。エオリアン・スケールと違うところは短2度とdim5(ディミニッシュフィフスまたは減5度)と呼ぶ音程が入ります。正直なところ、ロクリアンが使われている音楽は記憶に無いくらい使用頻度はかなり低いです。

初心者の方やロックギタリストを目指している人なんかは、理屈と存在だけ覚えていれば無理に覚える必要はないと思います。プロを目指したり、Jazz系フュージョン系ギタリストなんかを目指している方は、覚えて置いた方が良いですね。

ここまで紹介したチャーチ・モードですが、使いこなすにはどのような構成音で出来ているかを知る必要があります。今回で「構成音の仕組み」と「ダイアトニックコード」との関係が分かったと思います。

それぞれのスケールの活かした方や覚え方については、少々難しく長くなりますので、また別の記事で紹介して行きます。

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ギターで良く使うコードの覚え方!初心者向けの簡単な方法を伝授 https://guitar-styleone.com/how-to-remember-guitar-cord https://guitar-styleone.com/how-to-remember-guitar-cord#respond Mon, 02 Jan 2017 14:29:23 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1161 ギターを初めて最初につまずくのがコードを覚えることだったりしますよね。私も始めたばかりの頃は1つ1つ暗記しようと必死でした。ただ暗記しようとしてもコードの数が多すぎて、とてもじゃないけど暗記できないと感じていました。

ここでは同じように思っている初心者の方の為に、良く使うコードの簡単な覚え方を紹介します。

良く使うコード

良く使うコードとは良く曲中に出てくるコードです。

例えばC、E、G、などの「メジャーコード」、Cmaj7、Emaj7、Gmaj7などの「メジャーセブンスコード」、C7、E7、G7などの「セブンスコード」、Cm、Dm、Amなどの「マイナーコード」、Cm7、Dm7、Am7などの「マイナーセブンスコード」がかなりの頻度で出てくると思います。

コードの種類は他にもありますが、世の中に出ているほとんどの曲は、ここに出てくるコードを基本に構成されていて、これらのコードを先に覚えてしまえば後が非常に楽になります。

コードの覚え方

ギターでコードを覚えるときは基本となる形を一つ覚えて、そこからコードの種類を派生させていきます。

オープンコードの覚え方

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これはかなり良く出てくるCのコードです。弦の横に印ある弦は開放を鳴らします。×印がある弦はミュート(音を消す)します。このCコードからある指を動かすとCmaj7に変わります。

cmaj7

違いに気づきましたか?Cのコードで押さえていた人差し指を外しただけでCmaj7になります。分かりやすく横に比較してみます。

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他にも見てみましょう。同じようにCのコードを基本にして、ある指を使うだけでC7になります。

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Cのコードから小指を3弦3フレットに置くだけでC7になります。どうですか?これなら覚えやすいのではないでしょうか。この覚え方を使えば、他の種類のコードを覚えやすくなります。ちなみにCmaj7→C7でも分かりやすいです。

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Cmaj7→C7は3弦3フレットと2弦1フレットにそれぞれ小指と人差し指で押さえるだけです。非常に簡単ですね。他にもCを基本にCm→Cm7を見てみましょう。C→Cm→Cm7への変化は1フレット~3フレット間では音の配置の問題で、物理的に押さえることが難しいので、別の基本の形を使います。

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Cのコードの薬指の2弦6フレットを2弦5フレットに変えただけでCmに変わりました。さらにCmから小指を外しただけで、Cm7になります。次はDのコードで見てみましょう。

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Dのコードの薬指2弦3フレットから2弦2フレットへ移動するだけで人差し指1本で押さえられます。Dmaj7→D7は2弦2フレットを2弦1フレットへ移動するだけです。よく見ると2弦のポジションが1フレットずつ移動しているだけです。D→Dm→Dm7も見てみましょう。

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このようにコードは1つ1つ形を覚える必要はなく、基本のコードから関連付けて覚える方がより変化も分かりやすく覚えやすくなります。他のコードについては以下にオープンコードの一覧がありますので参照してください。

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これだけのコードを使えるようになれば、かなりの曲のコードを弾くことができますので、紹介した覚え方を使って覚えましょう。

♭系のコードについては♯系の同じ意味のコードが載っています。異名同音を記載しますので各々確認して下さい。C#=D♭ D#=E♭ F#=G♭ G#=A♭ A#=B♭が同じ意味のコードとなります。

バレーコードの覚え方

もう一つが6弦ルートと5弦ルートのバレーコードを使って覚える方法です。これはバレーコードのルートをそのままスライドさせて他のコードを弾く方法です。バレーコードの形はオープンコードにも少し出てきていますが、下のコードの形を押さえます。

6弦ルート

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一部バレーコード以外も含まれますが、同じようにスライドさせれば問題はありません。

5弦ルート

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図の人差し指の先に当たる部分がコードのルート(根音)になっていて、この部分をどの音程のフレットで押さえるかでコードの音名が決まります。つまりルートの部分をGの音が出る6弦3フレット、5弦10フレットに持っていけばGのメジャーやマイナーやコードが鳴らせることになります。

指板上の音名を12フレットまで書いた図を用意しました。6弦ルート、5弦ルートそれぞれどこを押さえれば、どの音になるのか確認してください。

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コードの覚え方については、これが正しいというものはありません。自分にとって分かりやすく覚えやすい方法がベストということになります。今回紹介したコードの他にもまだコードの種類はありますが、基本的には考え方は同じで、基となるコードから派生させて行くことになります。

また今回紹介したコードの押さえ方は基本です。中級者や上級者になると簡略化したコードの押さえ方を使って演奏することがあります。この簡略化の方法や他のコードについては少し難しくなるので、また別の記事で紹介していきます。

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ギターのタブ譜の読み方は?数字や記号の意味を分かりやすく解説 https://guitar-styleone.com/guitar-score-way-to-read https://guitar-styleone.com/guitar-score-way-to-read#respond Sat, 31 Dec 2016 12:57:06 +0000 http://guitar-styleone.com/?p=1095 好きなバンドの楽譜を初めて見た時に、何をどうすればいいのかわからなかった人はいませんか?ギターのタブ譜を見たことがあると思います。

私は初めてタブ譜を見た時に、数字や記号が書いてあったりして、全く理解できなかった経験をしました。そんな私と同じような経験をした人の為に、ここではタブ譜の読み方を分かりやすく解説します。

タブ譜とは?

タブ譜はTAB譜とも表記されます。今回はギター用のタブ譜について解説しますが、タブ譜はその楽器の為だけに記譜された譜面です。余談ですがギター以外にもタブ譜があります。

初めてギターを演奏するときに、譜面を読めない人でも楽器を演奏できるように作られているものです。私も初心者の頃は非常に助かりました。

タブ譜を解説

タブ譜を解説して行きましょう。読み方と記号、特殊な奏法の表記を覚えてしまえば、難なく読めるようになると思います。

タブ譜の読み方

初めて見たときに、まず音楽の授業などで見慣れた五線譜との違いで、戸惑う人も多いでしょう。下のタブ譜を例にして読み方を説明します。

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タブ譜の6本の線はギターの弦を表しています。一番下の線が一番太い弦の6弦で、一番上の弦が一番細い弦の1弦です。下の写真のように、ギターを上から見下ろした状態を想定して作られています。

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実際のタブ譜では、以下のように数字が書かれているものがあります。

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各弦を表す線の上に数字が書いてあります。これは各弦の押さえるフレットの位置を示しています。6弦に1であれば6弦1フレット、3弦に4とあれば3弦4フレットとなります。この場合8分音符で記譜されていますので、8分音符の長さで〇弦〇フレットを弾くということになります。

また、タブ譜によってはピッキングの指定をしている場合もあります。上の図にも書いてありますが、ダウンピッキングとアップキングの指定がある場合もあります。上記の場合はダウンとアップを交互に行う「オルタネイトピッキング」を指定しています。

オルタネイトピッキングのやり方は「ギターのピッキングのやり方は?上下に動かすコツはピックの位置」の記事が参考になります。ピッキングの指定は、必ず守らなければいけないものでもありませんので、参考として見ておくといいでしょう。

タブ譜に出てくる奏法(テクニック)

他にもタブ譜を読むうえで、ギターならではの奏法(テクニック)を示した表記があります。

スライド

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スライドは指定された音から、次の音へ滑らかに音を繋げて演奏します。ギターでは指定のフレットから次の指定のフレットへ指板上の指を滑らせて演奏します。滑らかに音を繋げますので、フレット間を滑らせている音は出ていて問題ありません。

ハンマリング・オン

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ハンマリング・オンは通称ハンマリングと呼ばれ「H」と表記されてることが多いですが、「H.O=ハンマリング・オン」と表記されることもあります。

プリング・オフ

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プリング・オフは通称プリングと呼ばれ「P」で表記されることが多いですが、「P.O=プリング・オフ」と表記されていることもあります。

トリル

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トリルの表記です。さまざまな書き方があるので「tr」と表記が出てきたらトリルと思ってください。タブ譜には表記の定義がありませんので、少し想像を働かせる必要があります。

ビブラート

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ビブラートは音を揺らす奏法の為、音の揺れを表現した波線のようなもので表記されます。ビブラートの表記は「Vib.」の文字が無く波線だけで表記されているものもあります。

チョーキング

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チョーキングは「C」と表記されますが、中には「cho」と表記されていることもあります。「HC」と書いてある場合は半音チョーキング、「1HC」は1音半チョーキング、「QC」はクウォーターチョーキングになります。

ブラッシング

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ブラッシングは×印で表記されることが多いですね。指定されている弦を音が鳴らない程度で押さえ、ストロークして「ジャキッ」という打音で表現する奏法です。

ライトハンド

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ライトハンドは最近のタブ譜だと↓矢印で表すことが多いようです。他にも「RH」と表記されていることが多く中には「T」(タッピング)で表記しているものもあるようです。

ハーモニクス

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ハーモニクスはタブ譜ではダイヤの形で表記されます。そこにハーモニクスなのか、ピッキングハーモニクスなのかが指定されていいます。

グリッサンド

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グリッサンドは「g」や「gliss.」と表記されます。先に紹介したスライドとやり方はほぼ同じですが、違いは着地の音や始まりの音が決まっていません。また、グリッサンドにはアップとダウンがあり、アップはハイフレットのボディー方向へ、ダウンはローフレットのヘッド方向へ滑らせます。

アーム

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アームは特殊な奏法なので表記の仕方も「Arm.」と書いてあるものがほとんどです。他にもピックスクラッチなどがありますが、たくさん出てくることはありません。しかも分かりやすく「Pick Scratch」と出てきますので分からないことはないと思います。

まとめ

タブ譜は非常に便利なものですが、確実な採譜の定義がありませんので、書き手の自由に書かれていることが多いです。もちろんある程度のセオリーがあるので、非常に多く表記されるものについて紹介しました。特に海外のものについてはかなり表記が異なります。

曲を練習するときは音源を聴いて練習すると思うので、音から想像力を働かせて曲をコピーすることになると思います。初心者の時はタブ譜からたくさんの曲を練習して、1曲通して弾きこなせる曲を増やしていくと上達も早いと思います。継続して頑張りましょう。

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