ギターには最初に一緒に揃えるべきアイテムがあることをご存知ですか?何を一緒に購入すればいいのか、最初はわからないと思います。
ここでは実際に演奏する為に、初心者に必要なギターの必須アイテムを紹介します。
ギターと一緒に揃えるべき必須アイテム
ギターを購入しても、演奏するために必要なアイテムがなければ演奏できません。事前に確認して、必要なものを一緒に購入しておきましょう。
1.ピック
ピックには様々な形のものがあります。選び方としては形・材質・厚さから自分の用途に合わて好きなものを選ぶべきですが、多くの種類があるので最初は迷うと思います。最初は写真にも写っている、ポピュラーで弾き易くできている「ティアドロップ型」か「おにぎり型(トライアングル)」の形を選ぶといいと思います。
種類が数々ありますが、材質は「セルロイド」で厚さは「ミディアム」が一番ポピュラーで使いやすいでしょう。慣れてきたら、色々試してみて好みを見つけるといいと思います。
ちなみに私は今でも「ティアドロップのミディアム」です。色々試しましたが、一番弾き易い上に音を表現しやすいので、長く使い続けています。
2.シールド(2本)
シールドとはギターとアンプ、エフェクターなどを繋ぐためのコードです。これがないとギターからアンプへ電気信号が送れません。2本としたのは、最低2本はないとエフェクターやチューナー、メトロノームなどを通して練習することが出来ないからです。
シールドも種類が多く、初心者の方は値段や性能などを考えると、最低限のシールドとして手ごろな値段の「KANARE」(メーカー名)の長さ2~3mがあればいいでしょう。良いものだと、私も使っている少し値段が高めですが「BELDEN」というシールドもオススメです。
3.アンプ
アンプには「ビルトイン(コンボ)タイプ」(ヘッドとスピーカーが内蔵されているもの)と「セパレート(スタック)タイプ」(ヘッドとスピーカーが別々)のものがあります。
初心者の皆さんが自宅の練習用に使うアンプということで考えると、「ビルトインタイプ」の出力が小さくて片手で運べるくらいのサイズのアンプで問題ありません。
家では大きな音は出せない為、ヘッドフォンをして練習することになるので、大きな音を出す必要はなくなります。大きな音で弾きたいときは、ライブかスタジオを借りて思う存分に弾きましょう。ちなみに写真のアンプは私が家で使っているアンプです。値段も約6,000円程で手軽ですね。
4.弦
非常に多くの種類があるので、初心者の方はかなり迷うことになると思います。選び方としてはゲージ(弦の太さ)で選ぶ方法があります。
- 「エクストラライトゲージ」太さ1弦008~6弦038
- 「スーパーライトゲージ」太さ1弦009~6弦042
- 「ライトゲージ」太さ1弦010~6弦046
- 「ミディアムゲージ」太さ1弦011~6弦048
- 「ヘビーゲージ」太さ1弦012~6弦056
※ゲージの名称や太さは製造会社によって若干の違いがあります
多く一般的に使われているゲージは「スーパーライトゲージ」や「ライトゲージ」です。初心者の皆さんは、このどちらかで選ばれる方がいいと思います。あまり太い弦や細すぎる弦を使うと、演奏の良し悪しにも影響しますので、まずは慣れるまで使用してみて下さい。
また、メーカーをどう選ぶかですが、ポピュラーなところで「アーニーボール」や「ダダリオ」が広く使われていますのでオススメです。
5.チューナー
演奏する前には必ずチューニングをする必要があるのですが、そこで必要なものがチューナーです。私は「デジタルチューナー」をおすすめします。
「アナログチューナー」だと音程を示す針の位置が狂ってしまったり、「音叉」だと保管方法を適切にしないと、手垢や水分で錆びてしまい、音叉自体の音程が狂うことがあります。
その点、デジタルのものは狂うことがありませんので便利です。ちなみにデジタルであれば、ギターのヘッドに挟み込むタイプでも問題ありません。
他にもアプリでもチューニングできますが、周りに雑音がある場合はほぼチューニングできないので、「デジタルチューナー」を購入しておいた方がいいでしょう。
6.エフェクター
エレキギターを弾くのであれば必須のアイテムですね。大きく分けて「コンパクトエフェクター」と「マルチエフェクター」がありますが、マルチエフェクターであれば、かなりの音色が一つの機器に入っていますので便利ですが、値段は高めです。最初は歪(ひずみ)系の「コンパクトエフェクター」で「ディストーション」や「オーバードライブ」が1つあると色々音作りも楽しめますのでおすすめです。
7.メトロノーム
練習には欠かせないアイテムです。できればデジタルのメトロノームを購入してください。音楽室にあるような振り子のメトロノームは、水平な場所に置かなければ正しいテンポが刻めない上に、「カッカッカッ」という音がかなり大きい為、練習で鳴らしていると、まわりの人が不快になってしまいます。
デジタルだと音量調整も可能ですし、練習に必要なバリエーションもボタン一つでできるので便利です。
8.ストラップ
立てっ弾く時、座って引く時、どちらでもストラップは必須です。姿勢を保って演奏ができる上、落下防止になります。見た目が大事ですので、カッコいいと思うストラップを選んでくださいね。
9.ギタースタンド
「ギタースタンド」は練習中や、ちょっとギター弾きたい時に立てかけておけるので便利です。ギターの転倒防止にもなります。
10.ギターケース
「ギターケース」は持ち運びには必須です。ギターを外に持ち歩くと必ずどこかにぶつけたりしてしまいますので、必ずケースに入れて持ち運んでください。ハードケースが安全ですが、歩いて持ち運ぶにはソフトケースがいいですね。
11.ニッパーなどの工具
ニッパーは弦を切るのに必要です。精密ドライバーなどは、慣れてくると弦高を調整したりする時にあると便利です。また、ギターによっては六角レンチが必要なものもありますので、必要な場合は準備しましょう。
12.メンテナンス用品
- 「クリーナー」ギターのボディを拭く
- 「レモンオイル」指板の汚れを取り、適度な油分を与える
- 「潤滑剤」弦の滑りを良くする
- 「クロス」弦を拭いたり、ボディを磨く
この辺は常に使いますので忘れずに。
13.パッチケーブル
ギターにエフェクターなど2つ以上の機器を繋げて演奏する場合は必要ですので、購入しておいてもいいでしょう。「パッチケーブル」はエフェクターなどの機器をつなげるために作られた、短いシールドのことです。
14.譜面台
練習の時にあると非常に便利です。1,000円くらいのものなどもありますので、購入しておいてもいいと思います。
初心者が最初に揃えるべき必須アイテムまとめ
- ピック
- シールド
- アンプ
- 弦
- チューナー
- エフェクター
- メトロノーム
- ストラップ
- ギタースタンド
- ギターケース
- ニッパー(工具)
- メンテナンス用品(クリーナー・オイル・潤滑剤・クロス)
- パッチケーブル
- 譜面台
以上を参考にして、ギタリストになる準備を整えて下さいね。ライブでカッコよく演奏している自分の姿をイメージしながら、練習を頑張りましょう!