プロから学んだギターのチューニング!正確に音を合わせる方法

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チューニングはしっかりと出来ていますか?ギターを弾く前のチューニングは欠かせない作業ですが、チューニングで正確に音を合わせるには、いくつかの方法があることをご存知でしょうか?ここではプロから学んだチューニングを使って、正確に音を合わせることができる方法をご紹介します。

チューニングとは?

ギターにおいては、弦を調整し決められた正しい音に音程を調整することです。チューニングはギターを弾く前やライブ演奏の合間にも必要になる作業です。狂ったらすぐに直す必要がある為、正確で狂いにくいチューニング方法を覚えておく必要があります。

チューニングする方法

チューニングにはいくつか方法が分かれます。どれも正確に音を合わせる為に行っているものなので、ダメな方法というのものはありません。シチュエーションに合わせて使い分ける必要がありますので、すべて頭に入れておくといいでしょう。

1、チューナーを使った方法

主流はチューナーを使った方法でしょう。チューナーには種類があり「アナログチューナー」と「デジタルチューナー」があります。

アナログチューナー

デジタルチューナーとは違い音程を示すメーターが指針になっているものです。現在はお店にも数少なくなっているようですね。メリットとしては音程を合わせる時に針の動きが見やすいので、丁度いいところでチューニングを完了できます。

ただし、針の調整はできない為、落としたりぶつけた時に内部の針が狂うと、正しい音程で調整することができなくなってしまいます。しかも、針が狂ったかどうかが分かりにくい為、狂ったことに気づきにくいという点があります。

デジタルチューナー

デジタルチューナーは音程を表すメーターがデジタルのものです。デジタルですので環境によって音程が狂ったりすることはありません。

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メーターの部分が電光なので、ライブでの曲間の暗転の時にでも楽々チューニングができます。私は間違いなくデジタルチューナーをお勧めします。

またデジタルにはヘッドに挟み込む「クリップ型」があります。クリップ型でしたら、ライブでも練習でも使いやすいので非常に有効です。

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「スマホアプリ」も十分機能を果たせてますので問題ないですが、アプリはスマホのスピーカーを使って音を拾っていますので、周りに音の多い環境では機能しない点があります。

2、音叉を使う方法

音叉(おんさ)は学校の音楽室などで見たことがあるのではないでしょうか?使い方は音叉を軽く適当なものにぶつけて音(Aの音)を出し、耳に近づけて聴きながら弦の調整をします。

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音叉でのチューニングも十分可能ですが、チューニングの際に片手が塞がるので、弦の調整がしにくいと思います。片手が塞がらない方法はP.U(ピックアップ)に音叉を近づけて、アンプから音を出す方法があります。家では可能ですが場所によってはできませんね。

また、Uの部分を触ってそのままにして置くとサビがでて音程が狂いますので、適切な管理が必要です。そう考えるとあまりお勧めはしません。

3、基となる音に合わせる方法

何か確実に正しい音が出せる他の楽器(ベース、ピアノ、管楽器、別のギター他)などに合わせてチューニングする方法もあります。これはチューナーがない時に有効です。

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チューニングのやり方

チューニングには「レギュラーチューニング」や「半音下げチューニング」「オープンチューニング」など用途に応じて種類がありますが、ここではチューニングの中でも最も大事な基礎となるレギュラーチューニングのやり方を紹介します。

チューナーを使ったレギュラーチューニング

レギュラーチューニングの各弦の音を把握しましょう。

各弦の音

  • 6弦=E
  • 5弦=A
  • 4弦=D
  • 3弦=G
  • 2弦=B
  • 1弦=E

以上の音に合わせてチューニングします。

チューニングする

チューニングは何弦から始めなければいけないという決まりはありませんが、その日最初の弾き始めであれば、私の場合は6弦から行います。弦を装着した状態でギターのヘッドにあるペグを回して行います。また、プロから学んだ「正確で狂いにくいチューニング」をする為に注意点があります。

  1. 適度な強さで弦を弾く(強すぎず弱すぎず)
  2. 狙っている音よりも低音から高音に上げて調整。(弦を緩めた状態から締め上げて調整)
  3. 狙った音程より高くなったら、弦を緩めて狙ってる音より低音にしてから上げて調整。(最後は弦を締めた状態で調整)

1については音量を適度に確保できていれば大丈夫です。2、3は弦を緩めた状態でチューニングを終了すると、音程が狂いやすくなりますので、締め上げた状態で終わらせる方法になります。これを踏まえて6弦から順番に開放弦を鳴らし、すべてチューニングします。

音叉や基となる音に合わせるレギュラーチューニング

音叉はもちろんですが、デジタルメトロノームやレコーダー機能のある機器で、チューニング用に用意されている音がAの音なので、5弦Aに合わせて紹介します。

ギターには各弦で音程の同じ音が存在します。5弦Aをチューニングしたら、音程の同じ音を利用して各弦を調整します。この時は「ハーモニクス」を使って行います。

ハーモニクスのやり方

ハーモニクスは、弦に軽く触れた状態でピッキングすることで出るHz(周波数)の高い音です。特殊な奏法としても使用されます。

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上の写真のように、弦に軽く触れた状態にしてピッキングすると「ポーン」という音が鳴ります。この音を利用してチューニングする音で、より正確にチューニング可能ですので、まず5弦Aをチューニングします。

始めは音叉もしくは他の楽器のAの音(以下、ガイドの音)を出し、5弦5フレットをハーモニクスします。※ハーモニクスの場合は5弦5フレットがAの音になります。

すると、ガイドの音と共鳴するように「うぁん、うぁん、うぁん」という「うねり」のような聴こえ方がすると思います。この「うねり」を綺麗になくすことがチューニングできた証拠になりますので、「うねり」をなくすようにチューニングしてください。うねりは音程が合ってくるとなくなります。

チューニングの時は上述した「正確で狂いにくいチューニング」の注意点を実践してください。5弦を調整し終わったら下記の手順で全弦チューニングします。

ハーモニクスを使ったチューニングのやり方(チューナーなしの場合)

チューニングの手順を基となるガイドの音がAの場合で紹介します。チューニングに必要なハーモニクスの音の配置を図にしていますので、参考にしながらチューニングしてみて下さい。ハーモニクスの場合はピッキングは強めに弾くと上手く行きます。

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同じ色の〇は同じ音程をしています。

  1. 基となるガイドの音Aを鳴らす。
  2. 5弦チューニング:5弦5フレットのハーモニクスで調整
  3. 6弦チューニング:5弦7フレットと6弦5フレットをハーモニクス
  4. 4弦チューニング:5弦5フレットと4弦7フレットをハーモニクス
  5. 3弦チューニング:4弦5フレットと3弦7フレットをハーモニクス
  6. 2弦チューニング:3弦4フレットと2弦5フレットをハーモニクス
  7. 1弦チューニング:2弦5フレットと7弦7フレットをハーモニクス

3弦4フレットのハーモニクスは綺麗に鳴りにくいですが、慣れてしまえば問題なくできるようになりますので、安心して下さい。

チューニングは正確な音を自分自身に身に着けるトレーニングにもなりますので、演奏の前には必ずチューニングを確かめて、チューナーで正確に合わせてください。

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