プロから学んだギタースケールの練習法!弾き方に差がつく3つのポイント

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ギタースケールの練習は順調でしょうか?ギターを始めて1~2か月ほど練習していれば、色々な壁にぶち当たりますよね。人から教わらないと、独学でたどり着くにはなかなか見つけられない弾き方に差がつく3つのポイントがあります。

ここではプロから学んだ、ギターのスケールを使ってソロフレーズを作ったり、リフを作ったりする為に非常に効率的で、耳まで鍛えられる練習方法を紹介します。

ギタースケールの練習法ポイント1:コードを使う

スケールを練習するのにコード?と思った人も多いですよね。初めてスケールやコードを勉強すると、別物のように思えますから無理もないです。ただ、よく考えてみて下さい。

スケールを弾いているのも指板上を押さえて弾く、コードも指板上を押さえていますよね?そこから考えると両者が密接に関係していることがわかると思います。

スケールとコードの関係

スケールの音の中で「決められた音程の集合体」がコードです。コードを構成している音を「コードトーン」と言います。つまりスケールの中の音は「コードトーン」に使われている音があるということになります。少しわかりにくいかも知れませんので下の図を見て下さい。

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スケールとコードはこのように切っても切れない関係になっています。

なぜスケール練習にコードを使うのか?

実は楽曲の印象を決定づける要素の重要な部分を占めるのが「コード進行」です。「コード進行」とはCmaj7→Am7→Dm7→G7のようにコードが変遷することを言います。歌のメロディーやギターソロ・リフ・オブリ・ベースラインなどはこの「コード進行」に影響しています。

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コードが進行するということは、上の図のように自ずとコードトーンも進行していきます。この「コード進行」を追いかけて、コードトーンを上手くスケール上で使うことが、フレーズなどのイメージを決定づける最大の要素になります。

その為、練習の時からスケール上のどこにコードトーンがあって、どのような響きをするのかを頭にインプットしておくことが重要になるので、コードを使いコードトーンの配置を覚える必要があります。

コードトーンの配置がインプットできていれば、アドリブでのソロ演奏やソロフレーズ・リフ・オブリなどを作る時に非常に有効になるのです。

ギタースケールの練習法ポイント2:コードトーンの配置を確認する

実際にCメジャースケールとCmaj7を使ってコードトーンの配置を見てみましょう。

第1ポジション

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で表している音はコードポジションで押さえる音です。で表している音はコードポジションでは押さえないが、コードトーンです。左側のスケールポジションの2弦1フレットに×印があります。

通常のスケール練習のポジションとしては使用しませんが、コードトーンということで表示しています。使っても全く問題ありません。

第2ポジション

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第2ポジションでの押さえるコード(右側の図)は3弦ルートのコードポジションになります。本来であれば6弦や5弦のルートを弾きたいところですが、指の配置を考えると無理がありますので省略しています。

第3ポジション

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コードポジションの6弦ルートパターンが入っているスケールポジションなので、使用頻度は高くなります。良くチェックして下さい。

第4ポジション

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第4ポジションはコードポジションが2つ混ざっているポジションですので、コードトーンの配置は覚えやすいと思います。

左側のスケールポジションの2弦7フレットに×印がありますが、第1ポジション同様にスケール練習の際には使いませんが、実践では使用して問題ありません。また、このポジションはフレットを横移動するフレーズに使いやすいので、良くチェックして下さい。

第5ポジション

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第5ポジションはコードポジションとしては使用頻度は低いですが、スケールは非常に良く使いますのでしっかり覚えて下さい。

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ギタースケールの練習法ポイント3:コードトーンの響きを感じながら弾く

さあ、ここからはプロから学んだ練習法の醍醐味です。第1ポジションを利用して実際に練習する方法をご紹介します。練習する際は必ずメトロノームを使ってくださいね。

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上の図が第1ポジションです。この練習は「コードの響きがスケールにもたらす効果を感じること」「コードトーンの配置を覚えること」ですので、R(ルート)のCの音はもちろんですが、特に重要なコードトーンのE(3度と呼ばれる音※1)とB(7度と呼ばれる音※2)の配置と音の響きを弾きながら強く意識してください。
※1 長3度(メジャーサード)と呼ばれるメジャーとマイナーの違いを決定づける音 
※2 長7度(メジャーセブンス)と呼ばれるメジャーコードに付く音(例外あり)

まず弾き始めはCmaj7をジャーンと4拍弾きます。その後、スケールを5弦3フレットのCの音から8分音符(1拍に2つの音符を弾く)で弾いていきます。フィンガリングついては、別の記事「ギターのドレミの覚え方は?表を使って初心者向け簡単解説」が参考になります。

1弦5フレットまで行ったら戻りますが、今度は6弦1フレットのFの音まで弾いて折り返し、5弦3フレットのCの音で2拍伸ばして、最後にCmaj7をジャーンと2拍です。これで1回のセットになります。下の譜面が、今説明した流れを表したものになりますので、参考にしてください。

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TAB譜しか読めないよという人でも恐らく大丈夫だと思います。単純にドレミファソラシドと弾いていて、上記で説明した内容がそのままですので難しくはないと思います。

メトロノームは自分のやり易いテンポで構いませんが、少し遅めの♩=80くらいで「コードトーンの配置」と「コードトーンの響きを強く意識する」を忘れないでください。このやり方で、上の段にある図の第5ポジションまで実践してみて下さい。

ギタースケールの練習法まとめ

  1. スケール練習時には対応したコードを始めに鳴らしてから弾く
  2. コードトーンの配置を確認しながら弾く
  3. コードトーンの特有の響きを強く感じる

この練習法を用いると自然にコードトーンを聞き分ける為の「耳を鍛える」ことができる為、実直にこなした人はCDから流れる音や街中で流れる音からコードトーンを聞き分けることができるようになると断言します。この能力はアドリブ演奏やソロフレーズの作曲に大きく影響しますので是非身に着けて下さい。

今回はメジャースケールだけでしたが、他にもたくさんスケールがありますので、どんどんプロ直伝の練習方法を紹介して行きます。まずは、メジャースケールで慣れて置くことが非常に重要です。

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